【研究の方向性】
動物看護師の主要な業務の一つに臨床検査が挙げられます。一口に臨床検査というと非常に広い領域を表しますが、当分野は特に検体検査を研究の対象とします。動物に負担を掛けず、多くの情報を得られる臨床検査法の確立を目指します。研究対象となる動物は主に本学付属動物医療センターを受診する犬・猫であるため、研究材料の収集のためにも病院参加は義務となります。
【現在の研究テーマ】
基本的に指導教員が決定します。現在進行している研究テーマの大枠は下記の通りです。
- 犬の悪性腫瘍由来細胞株の性状解析
- 猫における急性相蛋白の臨床的意義に関する研究
- 犬のラフォラ病(遺伝性疾患)保因動物に関する調査
- 犬のペルゲルヒュエット核異常(遺伝性疾患)における原因遺伝子の特定
- 動物用血球計数装置の臨床的有用性に関する研究
【研究室での仕事】
- 部門の当番(掃除や犬当番も含む)
- 動物医療センターにおける診療業務の補助・サンプル収集
- 週1回の文献ゼミ参加
- 実験室の掃除
【1期生の進路】
- 動物病院
- 株式会社アニコム1名
- 本学動物医療センター看護師2名
- 進学(本学修士課程)1名