担当教員:浅田忠利 講師
動物が生涯にわたり健康な生活を営むためには、ライフステージ別の栄養管理が極めて重要になります。当分野では、動物の各ライフステージにおける生理的特徴や栄養素要求量を把握し、栄養学的観点から健康増進や疾病予防に役立つ研究を行っています。また、生活環境改善に関する研究も行っています。
●主な研究テーマ
- 木炭の製造過程で得られる木酢液などの植物抽出液を用いてコンパニオンアニマルや人の糖尿病やアレルギー性疾患への応用技術開発
- 各種ペットフードのモニター調査や新素材を用いたサプリメントを含む新たな商品開発
- 動物排泄物の処理利用と環境汚染防止技術の開発研究
具体的なテーマとしては、1.供試マウスの糖尿病に対する木酢液と桑の葉液の効果に関する研究、2.家畜排泄物の処理に伴う温室効果ガス排出量の削減について、などです。これらの成果は、新飼料の開発や動物の健康・飼育環境保全に貢献します。